モデル名にもなっている「デクラッチャブル ローター」とは、リシャール・ミルが独自に開発した新たな機構。 従来の自動巻きムーブメントでは、ゼンマイが完全に巻き上げられると香箱内でゼンマイがスリップし、過度にゼンマイが巻き上げられることを防止するよう設計されていました。しかしこのスリップによる摩擦が原因で発生する微細なクズが、機械や精度に悪影響を及ぼすことを防ぐために開発されたのがこのデクラッチャブル ローター機構です。 ローターの動きとパワーリザーブ機構を連動させ、パワーリザーブが50時間以上となると自動的にローターが空転するようになり、逆に40時間未満となると巻き上げを自動で再開します。このON/OFFは12時位置のインジケーターでも確認が可能となっています。 その価値でも機構でも世界最高峰を感じさせる特別機構モデルです。